〜神戸監督の挑戦〜
第20回 フットサルへの挑戦とハイスクールリーグ戦開幕 04' 4/2


image  マカオで行われるアジアフットサル選手権大会(兼FIFAフットサル世界選手権大会 アジア予選)は間近に迫っていますが、この日のグアム代表の練習は選手が時間になってもなかなか現れません。ハイスクールのリーグ戦がこの日から始まったためです。若きグアム代表チームはまだハイスクールの生徒も多く、またコーチとして指導に当たっている選手もいます。この日の練習に集まったのは4人。「私もつい最近知ったんです」と神戸監督も困惑気味。「サッカー協会が各組織、団体をまとめてちゃんとスケジュールをつくっていかないと。今のままバラバラに動いていたんでは選手に負担をかけることになります。選手が力を十分に発揮できる環境づくりこそ協会本来の仕事のはず」。選手の中にはハイスクールのサッカー選手、フットサルの代表チーム、アンダー18(18才以下のサッカー代表チーム)などいくつものチームでプレーする選手もいます。
 神戸監督はユースデベロップメント(青少年の育成)、代表の強化、そして組織・システム作りが三位一体となってサッカーを発展させると言います。もちろんそのシステムづくりにはスケジューリングも含まれます。
 4月16日の開幕まで残された時間は後僅か、果たしてグアムチームはどうなってしまうのか少し不安です。しかし神戸監督は日頃から「代表であっても、あくまで自分のチームを活動の基盤にしてほしい」と選手を指導しています。この日も練習終了後、ハイスクールのリーグ戦でプレーする選手を視察するため、神戸監督は足早にジムを後にしました。そして各校の中心選手として活躍する代表選手達を、温かいまなざしで見つめる姿がそこにはありました。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。