〜神戸監督の挑戦〜
第23回 世界への2つの挑戦レポート       04' 4/30


image  既に本紙でも紹介したとおり、グアムサッカーはこの4月、2つのアジアで行われた国際大会に挑みました。発展途上のグアムサッカーがどこまで通用するか注目が集まりましたが、結果はきびしいものとなりました。
 まず、マカオで行われた第6回アジアフットサル選手権大会(兼FIFAフットサル世界選手権大会 アジア予選)。タイ、マレーシア、中国を相手にいずれも二桁得点を許し、得点も3試合を通じて僅かに1点に終わりました。しかし神戸監督の表情は意外にも明るく、この大会への参加は意義深いものだったと語りました。「世界のフットサルのスタンダードを体感することが出来ました。練習の成果がでた部分もありました。対戦相手は走るだけでなく、個人、またチームとしての動きやパス、ディフエンスへの対応などあらゆるスピードが勝っていました」。サッカー代表選手から選抜され、代表としての合同練習もなかなかできなかったグアムチームと違い、対戦チームは全てフットサル専門の選手、しかも中国などは全員プロ選手。しかし強豪チームも最初から強かったわけではなく、計画的な強化、環境づくりが行われたようです。神戸監督も各国の監督に「俺達だって昔はもっとひどかった、グアムはまだまだこれから」と声をかけられたそう。監督は大会前に、「すべてにおいてフットサルのインターナショナルスタンダード持って帰りたい」と語っていました。そして帰国した今は「出場した選手達がこの経験をみんなに伝えなければ意味はない」ことを強調します。きっと次回のリーグ戦、来年の大会はその成長の姿を見せてくれることでしょう。最後に「楽しかったですよ」と語った笑顔に、あらためて神戸監督のサッカーへの強い愛情を感じました。因みに、日本代表チームは準優勝でしたが、初めてアジア予選を突破し世界選手権大会への出場権を獲得しました。

 もう一つは女子サッカー・アテネオリンピック予選。グアムチームは中国、韓国、ミャンマーといった強豪に予選で挑みました。代表権を獲得した中国に0-9、韓国に0-7、ミャンマーには善戦しましたが0-2でいずれも敗れ予選突破はなりませんでした。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。