〜神戸監督の挑戦〜
第25回 アンダー14と未来のグアムサッカーのために  04' 5/14


image  神戸監督は先日終わったフットサルのアジア選手権大会や、来年のアジアユース選手権大会を睨んだアンダー18(18才以下の代表チーム、以下U-18)の強化の他に既にアンダー14(同U-14)の活動にも着手しています。これは7月5日からグアムで開催される東アジアサッカー連盟主催のU-14ユース大会に備えたものです。「この世代は6〜8才くらいでサッカーを始めた子たちが多く、既にある程度のスキルを持っています。例えば、アンダー19(同U-19)を立ち上げたときよりも、サッカーの基本であるボールを止めて、蹴れる選手が多く、戦術的にも同じレベルからスタートできるため、将来が楽しみです」と神戸監督。しかも彼らは既に今年1月に上海での国際大会も経験、勝利を収めるなど自信を持っています。
 この日は基本を重視しながら、個々の技術とチーム戦術を高めるための練習が約2時間半行われました。「この世代の代表は、偏ることなく各クラブから選手が選ばれています。それだけ選手の層が充実してきているということです」。神戸監督はさらにその先のグアムサッカーについて次々と取り組んでいます。まず男女のアンダー12(同U-12)のトレセン制度、つまり将来トップレベルの選手になれる可能性を持った選手を発掘、年齢・所属を超えてハイレベルな環境を与える、ユース年代の強化・育成のためのプログラムを今月中に立ち上げる予定です。次のU-14の予備軍を今のうちから強化しようというわけです。

 また、コーチの養成についても着手しています。「ライセンスを持っていても、なかなか活動できないコーチがグアムにはたくさんいます。優秀なコーチはどんどん現場で経験を積んでもらい、スキルをアップさせたいと考えます。そしてそのコーチ達を各世代に配置し、計画的な強化を行います」。神戸監督が少しずつ、そして大きくグアムサッカーを変えています。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。