〜神戸監督の挑戦〜
第31回 アンダー18 日本キャンプレポート     04' 6/25


image  来年のアジアユース選手権を睨んで計画的に強化されているグアムの若き代表チーム、アンダー18(18才以下の代表チーム)。6月12日から19日の1週間、日本のJヴィレッジで合宿を行いました。朝は走り込むなど持久力の強化、午前はポジション別の練習、午後〜夜はチームプレーを意識した全体練習を行うなどテーマを持ちながら、一日中サッカー漬けのハードなメニューをこなしてきました。「特別に意識したことはなく、今までやってきたことを素晴らしい環境の中で集中してやっただけです。天気にも恵まれ、予定通りスケジュールをこなしてきました」と神戸監督。日頃は学業や、学校のクラブ活動など、代表の練習に集中できない彼ら、今回のキャンプはチームが一つになるという意味でも大きな意義があったようです。ゴールキーパーの練習では日本サッカー協会のゴールキーパープロジェクトのリーダー加藤好男氏とメンバーの柳楽雅幸氏を招き、グアムの二人のゴールキーパーに対して集中的な練習が行われました。「現代サッカーでのゴールキーパーの役割はとても大事。グアムに持ち帰って他の世代にも伝えます」と監督。
 また、最終日に鹿島スタジアムでアントラーズ対ジュビロの試合も観戦しました。神戸監督は彼らに「技術を盗むというのではなく、トップレベルの試合の雰囲気を体感してほしかった」と語りました。日本のように身近にプロスポーツがなく、目標や夢が持ちにくいグアムのスポーツ少年達。将来指導者になるなどグアムのサッカーを担っていく彼らにとって、今回のキャンプは大きなステップとなったはずです。
 帰国早々彼らは再びリーグ戦のプレーオフに望みますが、神戸監督は「成果はすぐに出るかわかりません。今回のキャンプはあくまで来年のアジアユース選手権、そしてさらにもっと先を見据えて行われたものです」。神戸監督は帰国後さっそくアンダー14(14才以下の代表チーム)の仕上げに入りました。7月6日からグアムで行われる東アジアサッカー連盟主催U-14ユース大会に備えたものです。ホスト国として地元の声援を力に変えられるか、プレッシャーに感じるか、さらに若い代表チームの熱き戦いがまもなく始まります。みんなで応援に行きましょう!

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。