〜神戸監督の挑戦〜
第4回 実りある敗戦               03' 12/5


 グアム代表アンダー19(19才以下のチーム、以下U-19)は11月30日(日)、レオパレス内サッカー場でローカルクラブチームのカーペットマスターズと対戦しました。試合は照りつける太陽の下、正午にキックオフ。前半は両チームとも無得点、後半にカーペットマスターズが先制。U-19もダニエル選手のゴールで追いつく粘りを見せましたが、終了間際、一瞬の隙をつかれゴールを決められました。最後まであきらめず反撃したU-19でしたが、及ばず1-2で敗れました。
 試合終了のホイッスルが鳴ると、カーペットマスターズの選手や応援席はまるで優勝したような騒ぎ。「みんなU-19をめざして頑張っているので彼らの喜びは相当なものですよ。」と神戸監督は意外にもさばさばした表情で語りました。確かにリーグ内のリーディングチームとなったU-19を目指すことにより、グアムのサッカーのレベルがあがりました。この敗戦は代表チームの強化だけではなく全体の底上げ、普及も目指す神戸監督にとっては決して悪いことではありません。現に決勝ゴールを決めたカーペットマスターズの選手もグアムのフル代表として活躍する選手でした。
 試合後のミーティングで監督は、結果に納得していない選手を前に「勝つときも負けるときもある、内容は悪くない、次は勝とう。」と穏やかに語りました。前回の試合では選手が試合の波をつかんでいないことを指摘しましたが、「先制されたが、よく粘って追いついた。今回はその点はよくなっている。」と評価。
 それでも神戸監督はまだまだグアムサッカーのレベルには満足していません。さらに上を目指すための解決方法はただひとつ、「練習すること」です。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。