〜神戸監督の挑戦〜
第41回 神戸監督 日本からのメール          04' 9/10


image  久しぶりに日本に帰国している神戸監督から9月3日(金)以下のメールが届きました。
 8月29日(日)名古屋グランパスエイト vs. 横浜マリノス(瑞穂陸上競技場)を見てきました。マリノスは3シーズン連続で優勝をしている強豪。かたやここ数年優勝に絡んでいないが、Jリーグ初期のヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の黄金期に指揮をとった知将ネルシーニョを迎え、今シーズンこそ優勝争いに絡んでいきたいグランパス。グランパスは前節ジュビロ磐田を倒し勢いに乗りホームにマリノスを迎え、カードとしては興味深い試合でした。
 試合前に大学の先輩でもあり、ジェフでもコーチとして一緒に仕事をしたこともある岡田監督ともお会いでき、久しぶりにお話をすることができました。強いチームの悩みというか、強いチームの宿命とでもいうか、「勝っただけでは満足されず、結果とともに内容(質)も問われるようになる。サッカーとは時に質が良くても結果が伴わかったりすることもあり、またその逆もあり決して簡単なことではない」というようなことをおっしゃってました。試合の経過はともかく、普段グアムにいたらテレビでたまにしかしかみることのできないJリーグの試合を生で観戦でき、非常に新鮮にしかも時間があっという間に過ぎるという感じでした。さらに、マリノスのフォワードの2人のタイミングの良い動き出しから、それに連動するようにミッドフィールダーの5人が流れるように動く組み立てから攻撃は質の高いものでテクニカル的にも参考になるものでした。
 後半は久保選手のイエローカード2枚めの退場処分で、試合はがぜんグランパスに優位に傾き、結果的に2-1でグランパスが勝利を収めました。岡田監督がおっしゃっていたように、前半は攻撃面がすばらしくおそらく満足のいく内容で、普通にいけばマリノスが勝ってもおかしくない試合でしたが、一つの退場が流れを変え、結果的には負けてしまった、サッカーでまさに良く起りうる典型的な試合でした。
 その後は、現在J2で独走中の川崎フロンターレの監督で大学と本田技研でチームメイトだった関塚ら大学時代の仲間と旧交を温めたり、ジェフではオシム監督ともお話ができ、また、オリンピック代表として戦った阿部をはじめ現在活躍中のジェフの選手の元気な顔を見ることができたりして充実した毎日を過ごしております。
 9月4日にはそのフロンターレとヴァンフォーレ甲府の試合を甲府で観戦し、その後郷里の静岡に移って、AFCのU-17選手権を観る予定です。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。