〜神戸監督の挑戦〜
第48回 グアム女子ナショナルチームの挑戦       04' 11/5


image  グアムで女子サッカーは男子と同じくらい盛ん。10月31日には女子ナショナルチームと、その活動をサポートするグアムの名士を中心とした「セレブリティチーム」の親善試合が和やかな雰囲気の中行われました。神戸監督も同チームで参加、選手時代に日本のトップレベルで活躍したそのプレーはやはり格が違いました。
 ところで神戸監督は11月下旬シンガポールで行われる国際大会で初めて女子ナショナルチームの指揮を執ることになりました。「レベル的にはまだまだですが、女子のサッカーは可能性を秘めています」。同チームは昨年のサウスパシフィックゲーム(南太平洋地域の総合スポーツイベント)で準優勝しました。国際試合でもその健闘ぶりが目立ちます。女子サッカーは男子に比べ発展途上。グアムもしっかりとした強化が行われれば、アジアでもランキングで中位以上にいける可能性もあります。
「女子サッカーの場合はスキル、キック力、走力など個々の能力が顕著にあらわれ、それが強いチームと弱いチームを分けます。グアムはまだまだですが、中にはアメリカ本土の大学から誘われている身体能力の高い選手や、スキルは男性顔負けの若い選手もいます」。既にねばり強い守備力は身につけており、現在攻撃力の強化を目指しています。サッカーに取り組む姿勢も素晴らしく、代表選手が練習に揃わない男子のようなこともなさそうです。監督もベストメンバーが組めれば国際大会でも互角に戦えると考えています。しかし男子同様、優秀な人材、選手が高校卒業後アメリカ本土に渡ってしまうのがグアムの問題点。核になるべき18〜25才くらいの選手がほとんどいません。それでも現在神戸監督は本格的な女子強化プログラムに既に着手しています。
 14才くらいまでは男子と混じってプレーするという頼もしいグアムの「なでしこ達」。世界レベルに到達するのは男子よりも早いかも知れません。

神戸清雄(かんべ・すがお)さん

1961年静岡県出身。選手として早稲田大学では全日本サッカー選手権準優勝、関東大学サッカーリーグアシスト王獲得、本田技研工業では日本リーグで活躍。現役引退後ジェフユナイテッド市原でユースチームを立ち上げ、その後サテライトチームの監督、トップチームのヘッドコーチ、天皇杯では監督代行を務めるなど若手育成、組織づくりなど幅広くその力を発揮する。2003年の1月よりグアム代表チームの監督。