|
ここ数年、著しい発展を続けるグアムサッカー。グアムサッカー協会会長のリチャードライさんはサッカーを愛する情熱と積極的な行動力でひとつひとつのプロジェクトを確実に実現させてきました。今回は日本とつながりの深いグアムサッカーの現状と今後について「ぜひ在住、または観光の日本人の方にも知っていただきたい」と言うことでインタビューが実現しました。
トッティ(以下:ト)念願のGFA(グアムサッカー協会)公式フィールドが5月に完成しましたね、おめでとうございます。感想をお願いいたします。
会長(以下:会)独自のトレーニング施設を持つことはグアムサッカー協会、長年の夢でした。これは国際サッカー連盟、グアムサッカー協会、グアム政府関係者の努力により実現したものです。このおかげでグアムの子供達も本格的なフィールドで試合や練習することができるのです!
ト:この3年でグアムサッカー協会は大きく変革を遂げたと思います。特に東アジアサッカー連盟への加盟、そしてFIFA*「ゴールプロジェクト」の申請から完成までと会長として苦労されたことも多いと思いますが。
会:私はグアムサッカー協会会長に就任して4年になります。そして東アジアサッカー連盟運営メンバーの一人でもあります。13才くらいの若きグアム代表チームを次々に国際試合に送り出しました。それは今までのグアムサッカーにはなかったことです。さらに昨年の7月には東アジアサッカー連盟6つの国と地域が参加して行われた男子アンダー14(14才以下の代表チーム)のチャンピオンシップをグアムで開催、ホスト国としての大役を務めることにも成功しました。また同大会でグアムチームは地元の熱い声援の後押しもあってモンゴル、マカオの2チームに勝ちました。実はこの勝利、グアム男子代表チームとしての国際大会初勝利と2勝目だったのです!
*FIFA(国際サッカー連盟)「ゴールプロジェクト」とはワールドカップの放映権などから得られた収益を世界各国のサッカー施設整備のために供出されるファンドのことです。グアムサッカー協会は2003年に申請、厳しい審査をクリアしてこの5月ハーモンに公式フィールドを完成させたのです。
ト:東アジアサッカー連盟に加盟したことにより、日本から専任コーチの派遣、遠征費の援助など多方面に渡り多くの援助を受けるようになりました。そしてスキルの向上、対外国際試合も増え、グアムサッカーはさらなる発展が期待できますね。
会:選手達の技術は著しく向上しています。しかしまだまだ日本や韓国、中国と言った国のような国際レベルにはほど遠いと言わざるを得ません。グアムはわずか人口15万人の小さな島、そして選手は全てアマチュアだというのが現状な訳ですから。
ト:そんな中、最近では男子アンダー14,16、女子アンダー17などが国際公式試合で活躍していますよね。
会:はい、大人の代表チームの強化はもちろん大切ですが、それ以上に私はグアムサッカー発展のためにはこのような若い世代の育成が大切だと考えています。
ト:しかし、グアムの場合は高校を卒業するとアメリカ本土の大学に行ってしまうなど教育環境の面から代表の強化が継続、一貫してできないと言う問題があります。それについてはどのようにお考えですか?
会:私のゴールはグアムのために若い素晴らしい選手を育成することです。島を離れてもサッカーを続けて欲しいと思います。アメリカ本土の大学から奨学金をもらってプレーする選手や、そしていつの日にかグアム出身のプロのサッカープレーヤーが誕生すること、それがまさに私が目指すゴールなのです。
ト:会長として次のチャレンジはどのようなことをお考えですか?
会:グアムの北部と南部にも同様のサッカー施設をつくりたいと考えています。それは選手にとっても便利だし、サッカーが地域に根付くきっかけにもなると思います。
私は小さな頃からサッカーが大好き、選手としてプレーしてきました。サッカーは私の情熱そのものなのです。今、私の情熱はグアムサッカーの環境を充実させることに向かっています。私達が子供の頃欲しくてもなかった、グアムのサッカー少年少女のための施設をつくっていきたいと思っています。
ありがとうございました。グアムサッカーの発展の陰にはリチャードさんの情熱と行動力があったのだと強く感じました。これからもグアムサッカーの発展のために、サッカー少年少女のためにがんばって下さい!
|