32名の立候補者が 予備選挙に
 

 グアムは今年、2年に一度の選挙イヤー。これから数ヶ月間に渡って島内各地で選挙戦が繰り広げられる。9月6日に行われる予備選挙には現職議員15名全員が再選を目指し出馬、それとは別に17名の候補者達がその席を奪い取ろうと立候補を登録している。立候補者の登録は既に締め切られ、選挙管理委員会のメンバーにより7月14日に最終的に承認された。民主党からは本選挙に出馬できる15名の枠に対して17名が登録を済ませており、予備選挙で2名が落選することになる。それに対し共和党の予備選挙への登録者はちょうど15名。こちらの方は各候補とも11月の本選挙に標準を合わせている。

 また今回の予備選挙では島内各村の村長と副村長選挙、そしてアメリカ議会に送るグアム代表議員と公共監査人の選出も行われる。アメリカ議会グアム代表については現職のマデリン・ボダリオ氏に同じ民主党のジョナサン・ディアス氏が挑戦する。ディアス氏は最終日にぎりぎりで登録を済ませた。また公共監査人については立候補が現職のドリス・フローレス氏のみ。そのまま当選が決まりそうだ。立候補登録最終日には、多くの現職、新人議員達が選挙管理事務所に姿を現したが、現職で一番最後に姿を現したのは共和党のマイク・フォーブス氏。フォーブス氏は数ヶ月に及ぶ癌の治療から回復し再選を目指す。

 グアム議会は今年始めからリーダー不在の問題を抱え迷走した。長年グアム議会議員を務めたアントニオ・アンピンコ議員の突然の死、そして前述のフォーブス議員の長期離脱により与党共和党は議会を取り仕切るリーダーを失ってしまった。リーダーシップの引き継ぎはスムースには進まず、議会での小競り合いや、一部議員が大声を上げるなどの混乱が、新聞やテレビなどを通じ一般の人の目にさらされた。議長が使う小槌を奪い合う姿などを、冷ややかに見ていた住民も少なくない。今回の選挙を通じ両党とも、どちらが政権担当能力があるのか答えを出したいと考えている。

 一方の村長選挙の方は、いくつかの地域で現職の他に対抗の候補が現れず、そのまま当選する見込み。


グアムの2州兵
アフガニスタンで戦死
 

 グアムの州兵2名がアフガニスタンで戦死、1名が重傷を負った事がグアム・ナショナルガードにより確認された。3人の乗っていた車が爆発物に接触し、爆破した。死亡が確認されたのはタムニング在住で5人の子供の父、ブライアン・S・レオンゲレロ軍曹(34才)とモーターショーが大好きだった、デデド在住のサムソン・A・モラさん(28才)。重傷を負ったのはデデド在住で二人の息子をもつカラニ・エチャンさん(25才)、ドイツの病院に搬送された。アフガニスタンには国際連合安全保障理事会が定めた国際治安支援部隊として、世界の多くの国が兵士を送っているが、グアムからも180名がこの活動にあたるため派遣されている。

 フィリクス・カマチョグアム知事とマイケル・クルーズ副知事は「グアムの人たちは二人の勇敢な兵士の死に、深い悲しみに包まれています。私達の地域のヒーローとして人々の心に残り、感謝の気持ちを忘れる事はないでしょう」と共同声明を発表。さらに「大切な息子さんをなくしたレオンゲレロさんとモラさんのご遺族のために、私達は思いやりの気持ちをもって祈りましょう。そしてエチャンさんのご家族のため、彼の回復を願ってお祈りをしましょう。そしてこの悲劇から早くみなさんの気持ちが立ち直りますように」と呼びかけた。グアム島内のアメリカおよびグアム国旗は全て半旗となった。また訃報を受け7月12日(土)に行われたグアムナショナルガード主催のランニング&ウォーキングイベント、「タオタオモナ5Kラン」では追悼と回復を願うための黒いリボンをつけた参加者の姿もあった。

 2001年にテロとの戦いが始まって以来、ミクロネシア出身の戦死者はこれで28名。トータルでは4,100名以上の兵士がイラクとアフガニスタンで命を落としている。6月19日には車で移動中のアクシデントで、やはりグアムのクリストファー・アルバート・キンタグアさん(当時28才)が犠牲になったばかり。

 その後エチャンさんは少しずつ回復に向かっている。いくつかの検査を終えた後ドイツからハワイの病院に搬送されるが、まだ歩くことができない状態だと言う。


デュエナス選手
北京で3種目に挑戦
 

 競泳水泳男子自由形で北京オリンピックの代表に選ばれたクリス・デュエナス選手が当初予定されていた100メートル以外の種目にも出場することになりそうだ。

 デュエナス選手はシナハニャに住む16才のグアム水泳界の若きホープ。同年代のアメリカ選手と比べても記録はトップクラスで、北京での活躍が期待されている。デュエナス選手はグアムナショナルオリンピック委員会から連絡を受け、50メートルと200メートルの自由形にもエントリーをする事を告げられた。彼はもともと100メートルのみの出場予定であった。水泳の自由形短距離は言うまでもなく、世界最速の水の王者を決める注目度の高いレース。「その事についてはとてもうれしいです。しかし今まで100メートル一本に集中してきたので、もう2つのレースでも力を発揮できるよう気持ちを切り替えなくてはなりません」と同選手。さらに「私はこのオリンピックで成長できると思います。そして、自分が世界でどのレベルにいるのか、どのくらいにランクされるのかわかるでしょう」とも語った。

 デュエナス選手は各種目で自己ベストが出るようにしたいと考えている。ちなみに同選手の現在のおよそのベストタイムは50メートルが24秒、100メートルが52秒、200メートルが1分57秒。世界のトップレベルのスイマーのベストはそれぞれ約21秒、47秒、1分43秒。「タイムを大きく縮めることは難しいと思う。100メートルで0.5秒縮めるのに6ヶ月かかるのだから。でも50メートルで1秒、100メートルで2秒、200メートルで3秒くらい縮められたらうれしい。全ての機会はチャンスと考えて、いろいろな事を吸収して自分を進化させたい。のびのびと大きな挑戦にのぞみたい」と抱負を語った。


全日空が関空ーグアム便の廃止を検討
 

 日本の主要報道機関は、全日本空輸が石油価格高騰による既存航空路線の見直しを進める中で、関西国際空港とグアムを結ぶ便(1日1便)の廃止を検討していると伝えた。今までの路線廃止の動きは国内が中心だったが、同社は今回中部国際空港ー台北(1日1便)も廃止する予定。その理由について一部報道では、この路線は観光客が中心で搭乗率の変動が大きく、運航効率が悪いからとされている。今回同社が進めている見直しの対象となっているのは、ビジネスでの利用が少なく、客単価が低い路線。関空ーグアムの廃止で同社の関空初のリゾート便は全てなくなることになる。全日空は国内便についてさらなる見直し、減便を行う予定。また日本航空についても現在、海外・国内の10路線前後の廃止を検討している模様。全日空は関空ーグアム便では216席のボーイング767-300便を運航している。

 グアムをハブ空港とするコンチネンタル航空でも先月グアムー香港便、グアムーバリ便をそれぞれ7月28日と10月2日に廃止すると発表。サイパンーマニラ便も7月16日を最後に廃止している。同社によると2007年1月からジェット燃料は140%以上上昇している。コンチネンタル航空ではジェット燃料価格が1ドル上昇するたびに、45ミリオンドル(約50億円)の影響が出ると先月の報道資料で発表している。


ジャバウォッキーズ
7月23、24日にグアム公演 
 

 MTVの第1回アメリカベストダンスクルーに輝いた人気ダンスグループ「ジャバウォッキーズ」が7月23、24日にグアム公演を行う。

 ジャバウォッキーズは才能あふれるフリースタイルのダンスグループとして若者に大人気、いつも能面のような特徴のない不気味なマスクを身につけていることでも知られている。彼らがメジャーになったのは「アメリカ・ガット・タレント」でパフォーマンスしたことがきっかけ。しかしさらに人気を押し上げたのは、前述のMTVの表彰。

 公演が行われるのはマンギラオのファーザーデュエナス・メモリアルスクールのフェニックスセンター。7月23、24日とも開場は午後7時、開演は午後8時の予定。入場券は一般席25ドル、VIP席35ドルでグアムセルコミュニケーション、サークルK/76、カープラスにて販売。

 23日の公演では、ビデオ審査により選ばれたローカルのアマチュアダンスグループも共演する予定。