皆さんもご存知の世界最大の奉仕クラブ組織「ライオンズクラブ」。ここグアムでも活発に活動し、地域社会に貢献しています。今回は第204地区のメンバーの一人で広報役員の服部純枝さんにお話を伺いました。
ライオンズクラブは世界中で活動していますね。
はい、ライオンズクラブ国際協会のクラブは200を超える国々に45,000も存在し、総会員数は135万人以上の世界最大かつ最も活動的な協会です。発足はメルビン・ジョーンズをリーダーとし1917年6月7日、アメリカ、イリノイ州シカゴで第1回目の会議が開かれ、ヘレン・ケラーがゲストとして招かれました。視力の無い人々への奉仕活動や視力回復への援助、目の医療開発、眼科医師育成の為の補助金や奨学金制度など、あらゆる方向からのアプローチをしてきました。
現在では、目の不自由な方々に限らず、身体障害者への奉仕活動、世界中の天災時の奉仕活動や寄付金集め、青少年育成のための奉仕活動など、幅広く社会へ奉仕しています。12歳以上の青少年はライオンの子供たち、レオ・クラブとしてコミュニティー活動をしています。
会員はどのような人たちなのですか?
ライオンズクラブの会員は、地域社会の改善に関心を持ち、奉仕の精神に溢れた男女のグループです。会員には若者も、家族も、ベビーブーマーもいます。ライオンズの会員になるということは、活発なボランティア、評判の高い国際組織の一員、地域のリーダーになることであり、また恵まれない人々の味方になるということです。
入会の動機は人それぞれですが、人間的にも、職業的にも成長できます。そして、自分の活動に価値があり、感謝されていることに気づくことができます。入会には会員の推薦、かつクラブメンバーからの承認が必要です。
グアムでは最近どのような奉仕活動をしているのですか?
学校への車椅子やメガネの寄付、学校や公園やビーチなどの清掃、また、老人ホームを訪ね朝食を寄付し、一緒に食事をしたり、歌を歌ったり、お年寄りの生活の活性化に務めています。また天災のあったハイチへの寄付をはじめ、その他の奉仕組織に対する寄付や支援活動などを行っています。
最近の主だったコミュニティー・イベントはライオンズクラブ204地区クリスマス・パーティー(2009年12月)、グアメリカ・ライオンズクラブ18周年記念式典「キング&クィーン」(2010年3月)、ライオンズクラブ204地区各クラブ新役員任命式典(2010年6月)、ライオンズクラブ204地区新役員任命式典(2010年9月)などです。
服部さんがライオンズクラブと出会ったきっかけは?
2007年グアムの公立中学校、リオングレロ・ミドルスクールで美術教師をしていた際に同校で音楽教師をしていた会員に誘われました。以前から何度となく、ライオンズクラブの話は聞いていましたが、ちょうど、日本のライオンズクラブの方々が15名ほど、グアムのライオンズクラブのイベント出席のためにみえるので、私にも是非出席してほしいとのことでした。先生同士の助け合いの精神で参加しました。
それは2008年3月のグアメリカ・ライオンズ・クラブ16周年記念「キング&クィーン」という式典でした。マリオット・ホテルの会場はきれいに飾りつけられ、円卓には華やかなイブニングドレスを着たご婦人たちとフォーマルにおしゃれをした男性たちが、社交界を思わせる雰囲気で歓談されていました。バンド、歌ありとエンターテイメントも充実していました。日本からみえたライオンズクラブの5組のご夫妻と10代のレオ・メンバーと対面しました。ご婦人方は美しい和服姿、男性もビシッとスーツ姿で決めていました。
式典が始まると、奉仕活動についてのモットーやスピーチなどは素晴らしいものでした。そして、メインイベントのキング&クィーンの登場。軍のユニフォーム姿の男性が剣を斜めに翳し、その刀のトンネルの中を通って、キング&クィーンが登場する演出には、惚れ惚れとしました。壇上にあがったキング&クィーンの表彰式が終わると、社交ダンスのスタートです。
日を追って、ライオンズクラブについて学ぶとヘレン・ケラーがゲストスピーカーであった発足当時の話などを伺いました。私は小学校低学年の頃、伝記を読み、ヘレン・ケラーを育てた心の強い教養豊かな母親あってこそのヘレン・ケラー、後世に名を残す人物となったことに非常に強い感銘を受けていました。そのヘレン・ケラーが最初のゲストスピーカーであった、目の不自由な方々を支援しようと発足したライオンズ・クラブとの出会いに驚きました。