昨日グアム島内において3名の新型コロナウイルス感染例が確認されたことを書きました。それを受けて在ハガッニャ日本国総領事館が昨日、とても重要な情報を更新しています。既報の情報も含まれていて全体を紹介するととても長くなりますので、その中から今回更新された入国および渡航制限情報の中からその一部をそのまま抜粋して紹介します。
まず入国制限についての新しい情報です。
“2.米国及びグアム島への入国制限について(更新)
【重要】3月16日,グアム政府はグアム政府独自のグアムへの入国制限措置として,以下の措置を行うことを発表しました。
新型コロナウイルスの感染が確認されている国や地域からの短期渡航者(旅行者等)に対し, 入国時にその者より新型コロナウイルス(COVID-19)に感染していないことを証明する文書(※ 注(文書は作成又は発行された日から7日間以内のものに限る)の提示がなされない場合は,入国後14日間の強制検疫措置の対象とする,と発表しました。 グアム入国時に入国審査において,新型コロナウイルス(COVID-19)感染していないことを証明する文書(例:日本の医療機関から発行された診断書で英訳された文章等で作成又は発行され た日から7日間以内のもの)が提示できない場合,旅行者の方は入国後,滞在先ホテルにおいて 強制検疫(隔離)措置の対象となり,その滞在費は自己負担となります。
至近の渡航予定のあるかたは,十分にご注意行ください。”
以上です。今回更新された追加制限措置に加え,既に実施されている入国制限措置についても依然として有効とのことです。
グアム国際空港
グアム政府が16日に発表した新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策及び市民への感染防止に向けた取り組みの呼びかけについてもまとめてありましたので、今回更新された部分についてそのまま抜粋して紹介します。
“3.グアム政府独自の渡航制限措置について(更新)
3月16日午前3時,グアム政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策及びを市民への感染防止に向けた取り組みの呼びかけを発表しております。以下は発表内容の概要です。
ア「感染拡大防止のための対策」 ・一部のグアム行政府機関を14日間閉鎖すること。 ・グアム教育省所管の公立学校は通知感染防止策があるまで休校 ・グアム大学は同大学敷地内で行われる授業は通知があるまで停止 ・50人以上の大規模集会及び行事を禁止すること。 ・外出時は人との距離を2メートルから3メートルを保つようにすること
イ「市民に対する感染拡大防止に向けた取り組みの呼びかけ」 ・2月29日にフィリピンからグアムに戻り,インフルエンザに似た症状がある市民は自宅 に留まり,医師や医療機関と連絡を取ること。 ・島外への渡航から最近戻った市民は,14日間,外部との接触を避け自主経過観察を行うよう要請する。また,職場復帰する際は,雇用主とよく相談すること。 ・今後,島外への旅行を予定している市民は,重要ではない旅行のキャンセルを検討するよう要請する。 ・疑わしい症状が出た場合は,先ず,医師や医療機関と連絡を取って,相談すること。 ・発熱や咳など,風邪と思われる症状であっても,病気の時は,自宅に留まり,同居する者との密接な接触は避けること。”
以上、今回アップデートされた情報についてその一部をご紹介しました。グアムの地元メディアでも新型コロナウイルスの情報について連日アップデートしていますが、総領事館は日本語でわかりやすく現状をまとめて発表してくれて本当に助かります。さらに詳しい情報を得たい人は以下で確認できます。
新型コロナウイルスに関する情報について 在ハガッニャ日本国総領事館
このようにグアムでは一部の行政府機関が14日間閉鎖され、公立学校もグアム大学も休校となりました。しばらくは「公衆衛生緊急事態」の元で警戒体制が強化されそうです。